大阪・西成での“恐怖“バイト (1 / 1)

written by 伝説のカルト芸人・チャンス大城

■様々なアウトな人が入り乱れるバイト先

チャンス 
僕は昔、大阪・西成の映画館で働いていたんですよ。そこは、1回お金を払ったら、一晩中いてもいいというシステムで。
日雇いの労働者の人たちの中には、家がなくてそこで生活している人もいました。
物騒なところなので、僕らスタッフの手元には常に防弾チョッキと警棒とスタンガンが備えてありましたね。

明け方、映画館から出てくる人を見送って、僕らは「ありがとうございました、いってらっしゃい」って言うんです。
そのまま仕事に行く人も多いので。

ある日、夜中の2時ぐらいに常連のオッサンが出てきたんですよ。
それで、僕ともう1人のバイトの子と2人であいさつしたんです。
それから朝5時になって、お客さんが全員出ていったのを確認して、掃除が始まるんです。
みんな追い出したかなと思って館内を覗いたら、隅の方で寝てる人がいたんです。
それで顔をパッと見てみたら、2時ぐらいに出ていったあのオッサンやったんですよ。
話しかけても答えがなくて、死んでました。それで慌てて救急車を呼びました。

僕らがあいさつしたのはたぶんその人の霊みたいなものだったんですよね。
2人で見たから間違いないですし、そういうものをあんなにはっきり見たのは初めてでした。

シャブの売人とかもよう来てましたよ。「これがシャブや」、って白い粉を見せてくれたりして。どうやって売るのかって聞いたら、
普段はその辺のドブに隠しておいて、お客さんが来たら、誰にもあとをつけられてへんか確認して、
そこからブツを取り出して、渡して、お金をもらって、あとから事務所にお金を持っていくと。
その人は、ようシャブ持ってきてました。

あと、映画館によく来る80歳くらいのオバちゃんがいて。
歯もないし、めちゃめちゃ汚い格好してるんですよ。その人がフラッと映画館を出て、しばらく経ったら手に1万円持って戻ってきました。
要するに、その人を買っている人が誰かいるんですよ。
意外にも、高校生とかがお金を出して買ったりしていたらしくて。
ヤバかったですね。僕はさすがにその人は抱かれへんわ、って思ってました。

ある朝、いつものようにお客さんを外に出して、最後に出てきたのがその人だったんです。
そしたら、「トイレ行くから待ってて」って言われて。
待っていたら、2階が女子用のはずなのに、なぜか1階の男子用トイレに入っていったんです。
和式便器で、めちゃめちゃ汚いところですよ。そこでドアを開けたまま、1本グモし始めたんです。

http://news.infoseek.co.jp/article/tocana_36749





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